IT美容師廣田学、困難と壁を乗り越えた5年間の物語

私は今、IT美容師という肩書きを名乗っています。もちろん、寝て起きたらIT美容師になっていたわけではありません。ここまで来るにはさまざまな困難を経験をしました。さまざまな壁を乗り越えてきました。どこにでもいる美容師だった私がIT美容師を名乗るまでの5年間の軌跡を初めて告白いたします。
 

「私の右腕はノートパソコンです」

 
私がITの可能性に心が動いたきっかけは、5年前に始めたインターネット通販でした。
 
商品を美容室に在庫として置くだけでは効率が悪いと考え、無料で作成できるオンラインショップシステムを導入しました。売上は予想を越えるものでした。売上の伸び率をみて地場のお客様だけがターゲットではないということに気付きました。
 
私の右腕は「ノートパソコンです」。。。
と言ったら、一緒に働いてもらってる妻に怒られますね。
 
私は札幌市の閑静な住宅街で夫婦二人、美容室を経営している美容師です。
 
札幌中心街からも近く、山や川、緑に囲まれた子育てにもとってもいい環境です。転勤者の方々が住みやすい場所でもあり、札幌の中でも高級住宅地として知られている場所です。
 
そのような環境にある私たちの美容室は吹き抜けの1F部分が美容室、2Fがレンタルスペース兼託児ルームとして、いろいろな分野で有効活用できる異空間として営業しています。
 

週5日サロンで美容師、週1日オフィスでノートパソコン

 
生産性をあげるために夫婦二人で複数の事業を立ち上げています。週に5日はサロンで美容師として働き、1日は専用のオフィスでノートパソコンにむかう日々を過ごしていたときもありました。
 
オフィスでノートパソコンに向かう一日。ネット集客はもちろんのこと、ITを駆使した売上管理や顧客管理などいった一般の美容師さんが苦手とする事を得意にして、日々楽しい生活をしています。
 
美容室では考えられない週休2日を過ごしていた時期もあります。ですが、このようなスタイルで働くことによって、通常営業日のアイドルタイムを減らし、効率良く、美容室を運営する事が出来るようになりました。
 
また、私の場合はオフィスワークをすることで美容室とは違う、予約時間という束縛から解放されました。自分の時間で業務を行う事でストレス解消にもなっています。
 
美容師の皆さんにお聞きします。アイドルタイムの活かし方の工夫をしていますか??
 
 

ITに特化したIT美容師

 
私が全国の美容師さんに伝えたい事!
それは本業をおろそかにしないでITを活用し、売上を上げるキャパを広げてほしいのです。
 
美容師はヘアースタイルを作るだけが目的なのでしょうか。私はそうは思いません。接客からつながる美容師として、ライフスタイルや情報提案も必要だと考えます。
 
自分で考えたアイディアを広げる為の手段はどうされていますか? 
アイディアを模索するためのツールは活かしきれてますか? ツールを作成していますか?
そのアイディアの構想を管理できていますか? 構築できていますか?
 
私はIT美容師としてITに特化した美容師です。
 
私は現在も毎週水曜日から日曜日までをフルに働くバリバリの美容師です。私の母は現在も実家の旭川市で美容師をしています。ですので、私は幼い頃から美容の仕事に携わり、38年間の美容の世界を見てきた事になります。
 
私が美容師になった頃。ソバージュというパーマが廃れ、ヘアースタイルの流行はヘアーカラーになった時代です。
 
その頃の美容師はスーパー美容師と言われカリスマ美容師の手前の時代です。
 
美容室の経営スタイルはフランチャイズや多店舗展開を目標とする美容室経営者が多く、かつ美容師がもてはやされ、時代はカリスマ美容師ブームへ突入しました。
 
キムタク主演のドラマ「ビューティフルライフ」がその頃の時代です。
 
インターネットが普及したのもその頃だと思います。同時に一般企業では当たり前にパソコンの導入が進みました。企業は仕事効率化を行うため、パソコンを導入し、それまで手作業で行っていた業務のIT化を推進しました
 
私が勤めていた美容室も当時8店舗あったため、パソコン導入によるIT推進化を行いました。
 
今考えると、それなりのIT化だったとは思いますが、それでも札幌の美容室としては早い方でした。私は当時、店の売上を管理する立場だったため、オフィス(Microsoft社のビジネス用アプリケーションソフト)を使用し、個人別売上や在庫管理やポップ作成、顧客管理をしていました。
 
この頃が今の事業を行う原点だったと思います。
 
では次に、この5年間で起きたピンチをチャンスに変えた事例を3つ紹介します。
 

ピンチをチャンスに(1) 従業員の退社ダメージによって気づけたこと

 
私は27歳のとき独立し、自分の美容室を立ち上げました。当初は夫婦二人で美容室の運営を行っておりましたが、徐々にお客さんが増え、従業員を雇うまでとなりました。しかし、最初の壁が立ちはだかります。
 
従業員の独立や結婚、出産とった退社。ダメージは予想を越えるものでした。
 
どの道、美容師は技術者です。大半のお客様は美容室よりも美容師につきます。ですので、従業員の独立といった退社による顧客減少は当たり前におきます。同時に売り上げも下がります。私も組織から独立した美容師ですから、独立していく従業員を応援したい気持ちもあります。
 
従業員が独立。私が最低限経営を行うにあたってカバーできなかった事。
 
それは顧客数を補填する新規集客数の集客と顧客データ管理です。集客が必要になるのはわかると思います。では顧客データ管理とは・・・私が思う最低限必要なデータとは・・・たった一つお客さまのメールアドレスの取得でした。
 
きっとみなさんも一つや二つ、お気に入りのショップや情報をメルマガ登録されていると思います。メールアドレスさえあれば、今の私のアイディア次第で、減少したお客様に当店でしか体験できない情報を配信できました。
 
最終的にサロンを選ぶのはお客様です。顧客データ管理はできていますか?

ピンチをチャンスに(2) 通販サイトで最盛期月商150万円の売上。しかし…


 
IT美容師になるためにさまざまなことを行いました。一つの成功事例を紹介します。
 
通販サイト で最盛期、月商150万円の売上を作ったことがあります。しかし、支払いは大変でした。夫婦二人で月商150万円の日々を続けたときは売上があってもカード払いが多いため、売掛金で苦労しました。
 
「ピンチをチャンスに」その言葉が頭をよぎりました。
 
当初、仕入れ商品のシャンプーを販売していましたが、利益は少ないものでした。そのため、前述したような売掛金の苦労がありました。このピンチを脱するべく、私たち夫婦は話し合いました。結論は「オリジナルのノンシリコンシャンプーの開発」でした。お客様に支持される通販サイトを作れば、売れることがわかっていました。私たちは思い切って利益率の良い オリジナルのノンシリコンシャンプー を開発したのです。
 
当初、オリジナルのノンシリコンシャンプーは売れませんでした。また私たちは考えました。
 
一つの施策を紹介します。通販サイトでの仕入れ商品のシャンプー購入者の方に オリジナルのノンシリコンシャンプーのサンプル を同梱しました。実際にサンプルを使用していただき、次回の注文からオリジナルシャンプーを購入していただけるように誘導しました。
 
この施策は当たりました。約3割の方が次回から、 オリジナルシャンプー の注文へと変更していただけました。
 

ピンチをチャンスに(3) さらなる転機と逆風「ノンシリコンシャンプー」で1位の検索順位


 
皆さん、SEO対策はご存じでしょうか? Yahoo!JAPANやGoogleといった検索エンジンの検索結果で上位表示させるための工夫する事です。
 
ある業者から「私たちにお任せいただければ、”ノンシリコンシャンプー”というキーワードで検索したときに上位表示します」という言葉を真に受けて、1年間のサポートで一括25万円の支払いをしました。
 
翌月、Yahoo!JAPANでは確かに1位表示になりました。その翌月の売り上げはオリジナルシャンプーだけで100万円となりました。
 
しかしその後、タイミングが悪く、Yahoo!JAPANとGoogleの検索システム統合により、検索順位は下がる一方でした。当然、売り上げも低迷しました。
 
SEO対策は地道な努力をする事をおすすめします。そのことに気づけたのは大事な経験した。
 
次にSEOの成功事例について紹介します。
 
そのようなSEOの痛い失敗経験があり、私たちはSEO戦略を見直し、新たな方法を考えました。その方法とは競合が少ないキーワードでナンバーワンを取る戦略です。私たちはあるキーワードに目をつけ、そのキーワードで上位表示するコンテンツを作りました。
 
狙いは当たりました。そのキーワードを検索すると、私たちの作ったサイトばかりが表示されます。検索した方はさまざまなサイトをたどり、最終的に私たちの美容室のサイトにたどり着きます。今では一ヶ月で数十万円の売上を上げる魔法のキーワードになっています。
 
いかがでしたでしょうか。私たちは数多くのピンチを乗り越えて、ピンチをチャンスに変えてきました。ITの活用によって、ピンチをチャンスにしてきました。
 
次に最近の美容業界についての話をさせていただきます。

最近の美容業界について

 

(1)経営者個人の負担増

 
カリスマ美容師ブームは低迷し、ダンピングなどによる美容料金の価格破壊が起きています。その状態の中、大型店舗はもちろんのこと、現在では中型店舗の経営も困難ではないかと思います。
 
それでも、美容室開業数は全国で減少していません。サロンの廃業があるのと同時に、私のサロンのように夫婦で営業する美容室、1、2人で営業する美容室が増えています。
これは全国的に同じではないかと思います。そうなると、美容施術以外での負担(売り上げ管理、在庫管理、集客etc)全てが経営者個人の負担となっています。
 

(2)【ガラケーからスマートフォンへ】、、、、美容師への追い風

 
私は全国を取り巻く美容組合の理事をしています。そのため、美容業界の現状を把握できているのですが、やはりデジタル機器が苦手な美容師が多いと感じます。
 
美容師もお客様もデジタル社会の中、スマートフォンで情報を探す時代になっています。
私たち美容師も日常「生活」ではスマートフォンを使いこなしているのでは・・・と思います。
 
一歩先行く情報ありきのファッション業界、美容業界・・・。しかし意外にも、その端末を集客や顧客管理、IT業務として上手く利用できていないのが現状ではないでしょうか。
 
そして近年、美容業界は個人経営と面貸しなどで開業し、ディーラーや団体(美容組合)からの技術セミナー以外の情報はかけ離れ、孤独感を感じている経営者も多いではないかと思っています。
 
私は今を担う美容師の為の技術アドバイス以外のブランディング作りのお手伝いをしたいと考えます。
 

(3)クラウドブームによるさらなる進化

仕事効率化の為、デジタルを通じて幅広い業務の負担減らし、経営の役にたつアドバイスをします。
 
------私と経営コンサルもしくはWebアドバイザーとの違いは何でしょう?------
 
インターネットが普及する中、スマートフォンやパソコンを共有して写真の管理、従業員のシフト管理、日報管理といった業務を行うことができるようになりました。高額なソフトを購入する必要もなく今では無料で利用できるサービスもたくさんあります。
 
私は現役の美容師であり実際にITを駆使して、無駄な費用をかけないIT美容師です。
 
経験をもとに、数あるクラウドサービスの中からデジタルが苦手な美容師さんにわかりやすく的確なサービスを提案できる自信があります。
 
苦手なITを克服してITを良きパートナーとしてください。
 

不安や疑問に思う事を解決しましょう

インターネットやパソコン、スマートフォンを使用した業務で継続出来ない一番の理由は、わからない用語が並ぶことです。そして、教えてくれる人が周りにいないことです。
 
おそらくこれを読んでいるあなたは、インターネットやパソコン、スマートフォンをもっと業務に活用しなければいけないことを気づいていると思います。
 
しかし、美容師は技術職人ですので、わからないことを後回しにしてしまうのは仕方のないことではあると思います。
 
では、今まで後回しにしていた本当の理由はなんでしょう。それは、教わる人が身近にいないからです。あなたの周りでITに詳しい美容師はほとんどいないでしょう。
 
私の周りにもまた、ITに詳しい美容師はほとんどいません。そのため、私がセミナーなどでIT活用の話をすると、美容師仲間からITのことをどんどん聞かれます。教える相手はIT素人の美容師ではありますが、私もまた元々はITの素人のため、ITがわからない美容師の気持ちもわかります。そのため、おそらく教え方は人より上手いとは思います。
 
専門家の難しい説明に苦しんだ経験はありませんか? 私はIT素人の美容師の気持ちがわかるIT美容師です。不安や疑問に思うことをできるだけ懇切丁寧に教えます。
 

大切なのはあなた自身のやる気と行動することです

 
ここまで読んでいただきまして、もしかしたら、こう思われましたか?
 
「ITが得意な廣田学にお金を払って任せれば、自分たちの美容室のIT化も進むんだろう」
 
半分は正解で半分は間違いです。
 
私に任せていただければ、確かに美容室のIT化は進みます。しかし、それだけでは限界があります。大切なのはあなた自身のやる気です。
 
精一杯、あなたの美容室のIT化をサポートすることは出来ます。8店舗にITの導入を推進した経験もあります。しかし毎日、あなたの美容室を見守ることができるわけではありません。私がIT化をいかに進めようとも、あなた自身と美容室に変わる気持ちがなければ、IT化は定着しないでしょう。
 
私があなたをサポートしますので、あなた自身は美容室でITを推進する立場でなければいけないのです。
 
あなた自身の変わたいという気持ちと新しいことを受け入れる気持ちが必要です。あなたが穴の空いたコップであれば、そのコップにいくら水を注いでも、コップに水が満たされることはないのです。
 
あなた自身が変わり、あなた自身が行動しなければ、成功することはありません。
 
「千里の道も一歩から」と言います。初めの一歩を踏み出さないと、何も始まらないのです。
 
「私にもできるんだろうか」そう思われる方は多いかもしれません。
 
私、廣田学はコンピュータの学校を出たわけでもありませんし、IT企業に勤めていたこともありません。冒頭で書いたとおり、旭川で美容師をしている家庭で生まれ育ちました。
 
「ITを活用して、美容室を変えたい」そういう気持ちを元に、ここまでやってきました。私が通販サイトでノンシリコンシャンプーを販売したように、あなたの会社でも美容とITを組み合わせた新しいビジネスが生まれるチャンスもあります。
 

 
最初は慣れないことばかりです。私もそうでした。わからない言葉もいっぱい出てくるでしょう。しかし、一人ではありません。あなたの近くにはIT美容師、廣田学がいます。一緒に行動しましょう。一緒に変わりましょう。
 
強く変わりたい気持ちが大事です。そのためには、まずは行動です。
 
ITを活用し、美容とITの融合を推進してきたIT美容師である廣田学と一緒に、美容室のIT化を進めてみませんか? 少しでも共感していただけた方は、ご連絡ください。あなたからのご連絡をお待ちしています。
 

 

 
 

プロフィール

廣田 学  Manabu Hirota


平成17年 美容室R628開業
平成18年 雑貨店Chime<チャイム>店舗2階にて併設オープン
平成20年 一般美容商品、香りをコンセプトとした輸入フレグランス商品のネット販売を設立
平成21年 雑貨&カフェChimeとしオリジナルケーキを主体としたカフェをオープン 現在はワークスペスカフェChime(H22:3月)
平成21年 店舗複合に伴い美容室R628を 『人が集まる楽しい空間』になってほしいと思い
lassemblee(ラサンブレ)と命名しフロアを分ける。
平成23年 USTREAM ASIA公認のSTUDIO SAPPORO SOUND 設立
平成24年 ラサンブレ株式会社設立
平成27年    IT美容師商標登録

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